いしかわインプラントセンターでは患者様の負担をかけないよう歯科医師、麻酔医、歯科衛生士が連携し治療にあたります。
近年の研究で、歯ぎしりとストレスには密接な関係があることがわかってきました。直接的な原因ではありませんが、蓄積さえたストレスが歯ぎしりを生み、お口だけでなく全身のトラブルにも繋がってしまいます。ストレスは多少なりと誰にでもあることから、歯ぎしりも突然誰にでも起こり得ると言えます。
ストレスから回復しようとする反応を「ストレス反応」と呼びますが、この反応がおこると、「アドレナリン」と呼ばれる副腎ホルモンを分泌し、これが血中に放出されます。その後、自律神経の興奮がおこり、筋肉が緊張したり、けいれんしたりといった身体的現象がおこります。これが、よく「ストレスを発散する」と表現される状況です。歯ぎしりの場合、この「筋肉の緊張やけいれん」があごの関節の周辺でおこっていることになります。
ストレスが蓄積してくると、歯周病がひきおこされたり、または進行しやすくなったります。これは、ストレスによってだ液の分泌量がいちじるしく低下することが原因です。だ液の分泌量が低下すると、口内の歯周病菌や雑菌が増殖します。そのため歯周病がひきおこされたり進行しやすくなったりするのです。
また、口臭が強くなったりもします。そのため、このタイミングで歯ぎしりによる強い力が歯周組織に加わってしまうと、歯周ポケットはさらに大きく成長することになります。そうなってしまうと、歯周病はますます進行の度合いを深めることにもなるのです。
ストレス状態に陥ると、口のなかの環境が悪化します。また、その状態を脱するためのストレス反応がおこることで歯ぎしりがおこり、これが歯周病の進行を助長します。これが繰りかえさえて、口内に悪循環がつくられてしまうのです。
そして、これは口のなかだけにおこることではなく、全身のあらゆるところで悪循環がつくられていると考えるのが自然です。そうなると、やがて「なんとなく調子が悪い」とか「なんだか気分がすぐれない」などといった状況にいたります。
ストレスと歯ぎしりの関係は密接ですし、歯周病にも深い関わりがあります。また、ストレスが過剰に蓄積されてしまうと、これらのことが慢性化してしまい、改善しづらくなるというデメリットもあります。歯ぎしり、歯周病、口臭などのお口のなかのトラブルを回避するためには、できるかぎりストレスは蓄積しないこと、頻繁に発散してあげることが大切です。
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