いしかわインプラントセンターはインプラント治療だけではなく、一般歯科、小児歯科、審美歯科と多種多様な経験を活かし全ての患者様の負担を減らせるよう治療にあたっております。
かつて「歯ぎしり」は、歯並びが悪いことが主な原因であると考えられてきました。もちろん現在でも考えられる原因のひとつではあります。ほかにも単なるクセであるとか、あるいは年齢によってそのとらえ方を変える必要が生じるのも「歯ぎしり」という症状の特徴です。
しかし、研究が進み、近年では「ストレス」が原因であるとする説が有力になってきています。ストレスを感じていない現代人はほとんどいないでしょうが、真実、歯ぎしり人口はその昔よりもずっと増加しているという研究結果も示されています。
歯学の範囲では、食事や会話を除く場面で上下の歯が無意識にかみ合わさる現象を「ブラキシズム」と呼びます。いくつか種類がありますのでご紹介します。
種類 | 特徴 |
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クライティング | 一般的な歯ぎしりを指します。上下の歯をギリギリとこすり合わせてしまう状態です。 |
クレンチング | 「食いしばり(噛みしめ)」のことを指します。クライティングのように大きな音が出ないため、発見が遅れることが多いです。 |
タッピング | 上下の歯をカチカチと連続的にかみ合わせてしまう状態です。クライティングやクレンチングに比べると、症例はそれほど多くありません。 |
歯ぎしりは改善が必要な場合があります。「歯ぎしり」というと、病気からはほど遠いイメージをもっている患者さんが多いですが、医学的には「ストレスなど、精神的な原因でおこる病気」であるととらえることが多いです。病気である以上は、放置しておくことだけは避けなければなりません。
もちろん、軽度の症状の場合や、幼少期におこる「必要な歯ぎしり」の場合には改善する必要はありません。ただ、明確に原因があってなお放置してしまうと、思わぬ大病に発展してしまうこともありますので、軽視すべきではありません。
歯ぎしりによる問題はストレスだけではありません。その症状から想像は難しくないと思いますが、まずは「歯の摩耗」が考えられます。それだけではなく、歯根やあごの骨、あごの関節にも大きなダメージが及んでしまうこともあります。
特に、近年では「顎関節症」の発祥リスクが高いと考えられています。この症状を発症すると、今度はそこからさらに三次的、四次的な全身疾患にまで事態がおよんでしまうリスクが高まります。
従来であれば、歯ぎしりに関してはそれほど問題視されることはありませんでした。「する人はする」「しない人はしない」という程度の認識だったかもしれません。身体的な不安よりも、むしろ他者への迷惑を考えることで生じる、自身の精神的不安のほうが大きいとも言える症状だったのです。
しかし現在では、歯学、口腔顎顔面外科学の観点からも重視される症状となりつつあります。程度にもよりますが、放っておくべきではないということご理解ください。
現在、当医院でもそういったご相談をたくさんいただいております。もちろん予防や治療などのアドバイスをできる限りしております。まずはお気軽にご相談ください。
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